【光】 「黒田くぅ〜ん?
こうなったら、女の子として生きてみない?
あなたなら……絶対天下を取れるわっ!」
【祐樹】 「て、天下……ですか?」
また、えらく場違いな言葉が出てきた。
【光】 「ふふふ、その顔は信じられないって顔ね。
でも、あなたならできる……数万という女性の顔を
メイクしてきた私が言うんだもの……間違いないわ」
【祐樹】 「お、俺が……?」
【光】 「ええ。……信じて、私を」
【祐樹】 「…………ごくり」
その真剣な瞳に対し、俺の答えは――、