【依那】 「あ、はい……もちろんです。
生まれ変わった依那を見てくださいですよ!」
メガネを掛けるが、どうにも知性とはほど遠い。
しかも、数歩こちらに歩いただけで、
額にずり上がってしまうので全てが台無しだ。
【依那】 「あ、あの……捺さん?」
近づいてきた依那が、なにか言いたげに
私を見上げてくる。
【捺】 「はぁ……仕方ないわね」
椅子に腰を下ろし、依那の方を向いた。
【捺】 「ん」
【依那】 「わぁい♪」