【依那】
「そんなこと……あります!
わたしだって、WLOの一員なんです!」
――その大きな瞳から、涙がこぼれていた。
【祐樹】
「お前、泣いてるのか……?」
【依那】
「泣きます……! 依那は最新機種ですよっ。
そして、ロボットは人の役に立たなきゃ意味が
ないんです!」
【依那】
「じゃあ、祐樹さんのお役に立てない依那は……
なんなんでしょうか?」