【鳩子】
「はぁ、はぁ、はぁ………ろ、ろうして………なんれあらしにキ、キスなんて………」


どうやら鳩子先生は僕が彼女にキスをしたのが信じられなかったようで、
そのまま呆然と僕の顔を見つめていた。

【星至】
「なんでって、鳩子先生が僕に一番好きな女の人にキスをしろって命令したからですよ」


【鳩子】
「そうらよ! なのにあらしにキスするなんて、おかしいらろ! 
あまにょがわは、はるなのことがすきなんらろっ!」


【星至】
「おかしくないです。僕が一番好きなのは鳩子先生なんですから」


当たり前だった。僕は鳩子先生が一番好きなので、
彼女の命令の通りにキスをした。ただそれだけの事だ。

【鳩子】
「う、うそ………」