【シャノン】
「右腕に中度の損傷っ!! 疑似ニューロネットワークが一時機能を停止っ!!
わたしがエミュレートして機能を代行しますっ!!」
【星至】
「しかしこれはっ!?」
【シャノン】
「きゃああっ!?」
【星至】
「まっ、まずいっ」
ダメージによってコックピットの重力のコントロールがうまく働いておらず、
僕は一気に上下を見失った。激しく回転するコックピットとモニターの映像からでは、
僕には体勢を立て直す事は出来なかった。
【星至】
「ヤルセナイザー! 頼むよっ!」
仕方なく僕は操縦桿から手を離し、操縦をヤルセナイザーへ返した。
オオオオォォォォォォォッ
するといくらもしないうちに回転が収まる。流石はヤルセナイザー。
自分の身体だけの事はある。 |
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