[戻る] ユキ様さんの日記
2007/08/03 時田ユキの昔話。
相手をどうにかしたいと思ったら、
なんにせよ、相手の心を開いていかなければならないわ。
ひらたくいうと、"お友達"になるっていうこと。

そういえば、ハルと"お友達"になるのは大変だったわ。

あれは、よく晴れた冬の日。
気温は氷点下。
学園でぶすっとしているハルに声をかけたの。

私「おはよう、今日は寒いわね」

ほとんど初対面だった。
天気の話をして間違いはないはずだった。

ハル「あ、おはようございます。寒いですね」

気のない返事だった。
ハルは自分から誰とも話そうとはしないが、
こっちから話しかければ会話にのってくれる。

ハル「あの、すごい寒いんですよ、ホント」
私「そう? あなた真冬でも生足だものね」
ハル「時田さんは生足は、好きですか?」
私「……嫌いでもないわね」

いつもこういう会話だった。

ハル「時田さんは、好きな色とかあるんですか?」
私「え……きみどり、とか…かしら」
ハル「あんぱんと言ったらなにを連想しますか?」
私「いや、普通にあんこの入ったパンだけど?」
ハル「歯磨き粉だと思ったら、洗顔料だったことありますか?」

会話はいつも混沌としていた。
素晴らしき宇佐美ワールド。
気づけば私もおかしくなっていた。

私「ハル、おっぱいもませろ!」
ハル「うわああー!」

そしてハルは転校していった。

ハル「友情って本当に、素晴らしいですね。さいなら、さいなら、さいなら」

ハルは最後まで、ひょうひょうとしていた。

さて、荷支度は済んだわ……。

2007/08/10 つぬやさん
すいませんすいません。
ハルのおっぱいはもう僕のものなんです。
2007/08/10 サルティンバンコから徒歩二分さん
私「ハル、おっぱいもませろ!」
ハル「うわああー!」

そしてハルは転校していった・・・って
もしかして、転校した原因ってユキ様のせいじゃ・・・
2007/08/10 はねねこさん
ユキ様、ユキ様、ユキ様〜〜
友達になることよりも、うさみんさんの「下僕」になる方法を教えてくださいませ。
2007/08/10 綾瀬琳さん
女性だからこそ許される行動ですね。
しかし、やり手のユキさんさえも言動に巻き込むとはハルさんも恐るべしです。
ところで、荷支度ってまさか…
追いかけられるハルさんが羨ましいような羨ましくないような…
2007/08/10 スノゥさん
ユキ様はあんぱんはそのままを連想なさるのですね!
では実に気になっている質問を………
「うぐいすぱんと言ったらなにを連想しますか?」
さあっ!!お答え下さい!!!
2007/08/10 ユキ様さん
>つぬやさん
いいえ、私のものよ。

>サルティンバンコから徒歩二分さん
ハル「うわああー!」

そしてハルは転校していった・・・

この行間にはすさまじい葛藤があったのよ、たぶん。

>はねねこさん
申し訳ないけれどわからないわ。
ただハルが、「わたしの仲間になりたかったら毎日野菜を食べろ」と言っていたことがあったわね。

>綾瀬琳さん
ハルはきっと私に追いかけられてうれしいはずよ。

>スノゥさん
うぐいすぱん?
いま、ぱっと浮かんだのは、怪盗ルパン、かしら。
まあ、語尾がパンというだけだけれど……。
……。
なに? 文句でもあるのかしら?


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