森田賢一 / 日向夏咲 / 三ツ廣さち / 大音灯花 / 南雲えり
卯月セピア / まな / 大音京子 / 法月将臣



主人公。「特別高等人」を目指している元気な青年。自らを成長の余地のない完全超人と僣称。事実、国家最難関のテストの数々を好成績で通過中の身である。いつも人を食ったような笑顔を浮かべて、他人をよく分析する。言動に落ち着きがなく、独りごとが多い。ハードMなのが玉に傷らしい。

 
孤独な少女。普段は教室の隅や階段の踊り場でぼーっとしている。
男性に接触しないように気を使っているためか、いつもびくびくして挙動が落ち着かない。テンパると、なお忙しくなる。気弱なようでいて、自分が正しいと思った主張は譲らない。
主人公の幼馴染のはずなのだが…。
「恋愛できない義務」
・異性と触れてはならない(異性からの接触があった場合は、接触した者も同罪に処する)
・通常、女性を騙し騙しにとっかえひっかえしているような男が負う義務。

 
活発で主人公とはよくウマが合うクラスメイト。恐ろしく元気。「アガるねっ!」「イイかもしんまい!」などと独自の元気系用語で周りを混乱させる。
当然のように運動神経は抜群で、頭の回転も速く、パソコンで為替をやって生計を立てている。
流行にうるさく、今後はお笑いブームと純愛ブームが来ると予測している(←もうきてたっていう……)。
「1日が12時間しかない義務」
・原則として1日12時間しか活動できない。
・定められた時間になると特殊な薬品を服用し、強制的に眠りに落ちなければならない。
・通常、博打などで散財を繰り返すものに対して、時間の大切さを教えるというという意味で課せられる義務。

 
学級委員長。いつも腕を組みながら主人公のことを冷ややかな目で見ている。気丈に振舞ってはいるが、母親の厳しいしつけに疲れているようだ。
テストに名前を書き忘れたりするくらい、かなりのうっかりさんなのだが、いぢられたり笑われたりするのが大嫌いなわがままな人。
「大人になれない義務」
・親の言うことに絶対服従しなくてはならない。
・過去、家長の権威が絶対だった時代に制定された義務。現代ではあまり見かけない。

 
特別高等人候補生。主人公と同じく特別高等人の最終試験を受けるために田舎町を訪れる。
若さに似合わず頭脳明晰で機知に富み、周囲からは天才と呼ばれている。
けれど、思いやり溢れる性格のため、優先順位を間違えることがある。今回の試験において、合格の最有力株なのだが……。

 
自称童話作家。美青年。顔がせつない。義務というか影を負っている。教科書に出てきそう。いたずら書きとかされてそう。限りなく透明に近い。ミサイルも好き。前髪に触れられるとキレる。メルヘンなトークが大好き。戦争の話も大好き。
本名は磯野くん。

 
さちの部屋に住む少女。
人懐っこく天真爛漫な性格で、同じく居候してきた主人公のことが大好きになる。
スーパーで働いてはいるが、教育をうけていないために給料はよくないようだ。
十回クイズに引っかからなかったり、買い物で牛乳は必ず後ろから取ったりと、なかなかに賢い。

 
主人公が通う学園の教師。
性格は温和で学園生からの人気もあるのだが、娘の灯花には厳しく、過保護なくらいにしつけている。
神経質なのか、犬とか負けとかそういう言葉に過敏に反応する。

 
特別高等人。主人公の賢一にとっての厳格な指導者。薄い氷のような目つきと結果を先取りした言動で他人を圧倒する。思考や理念などはまったく理解できず、七年の付き合いの賢一が、法月について知っているのは、左足を負傷しているという身体的特徴のみ。逆に、法月は賢一の性格や技能、欠点を全て熟知しているといい、常に賢一を窮地に追い詰める。
「特別高等人」
・義務を負った被更正人を監督、保護観察する職務につく。
・被更正人の基本的人権を握っており、指導のためであれば、プライバシーを侵すことはおろか、生殺与奪すら自由である。

 
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