【鳩子】
「………変?」


鳩子先生は右目だけをきんちゃく袋の影から出し、おそるおそる僕の顔を見る。
そんな彼女に、僕は首を横に振った。

【星至】
「いいえ、とっても似合っていて、可愛いと思います」


【鳩子】
「かっ、かわっ!?」


すると鳩子先生は再びきんちゃく袋で顔を隠してしまう。
しかし首や耳は隠し切れておらず、そこが次第に赤く染まっていくのが分かる。
それが更に彼女の可愛らしい印象を強めていた。

【鳩子】
「お、大人をからかわないでっ、天ノ川っ!」


【星至】
「本当に似合ってるんですよ、鳩子先生。だからからかってなんかいません」


【鳩子】
「うそぉ………」