僕は改めて逆さでもがく人物を見た。
ガコン、ガコォン
彼(?)は逆さになっていて、その足が隣に立つ杉の木の遥かに上に――――

【星至】
「うわああぁぁぁぁぁぁっ、なっ、なんだあの人はぁっ!!」


【純友】
「冗談じゃないぞっ、どう見ても身長が20メートルはあるっ!!」


【恋歌】
「逃げよう、せーちゃん! あたし嫌な予感がするっ!」


火の玉となって僕らの目の前に落ちてきたもの。
それは身長20メートルの鋼鉄の巨人だった。